投稿日: 2025-05-24学友インタビュー（山静学友会）

松本 雅巳（1986-1987年度・GSE）

　1953年に兵庫県の日本海側にある小さな町で生まれました。高校卒業までそこで暮らしていましたが、大学進学のために静岡にやって来ました。大学卒業後、学校法人常葉学園（現　学校法人常葉大学）内の橘高等学校で教諭として採用されました。教科は物理が専門ですが、数学も教えました。橘高校在任中にGSEに参加したのですが、その後静岡西ロータリークラブがスポンサークラブとなって、橘高校にインターアクトクラブを作ることになり、初代の顧問を務めさせていただきました。インターアクトクラブの生徒を引率して、韓国に研修旅行に行ったのもよい思い出です。橘高校で16年間務めた後、同じ法人内の菊川高等学校へ転勤になりました。菊川高校勤務中に、野球部が春の選抜大会で全国優勝しました。菊川高校・中学で15年間勤めた後、再び橘高校・中学に戻り5年間勤め、60歳で定年退職しました。常葉学園で36年間教員生活を送ったことになります。

　定年退職後、静岡大学農学部で、非常勤講師として2年間、1年生に理数基礎演習という科目で物理学を教えました。その後物理学を学び直すために、62歳で静岡大学大学院に入学しました。専門は理論物理学で、素粒子論の研究室に所属しました。よき先生方と仲間に恵まれ、修士課程・博士課程と進み、2021年に67歳で修了しました。
 

　藤枝明誠高等学校で非常勤講師として物理を中心に教えています。

　ディスカバリーパーク焼津天文科学館でボランティア活動をし、子供達に科学工作の指導などをしています。

　静岡数学研究会というグループに所属し、月に1回集まって、物理学や数学の勉強会をしています。メンバーは元高校や中学校の数学教員です。

　1987年に静岡西ロータリークラブの推薦で、GSEメンバーとして英国第107地区に派遣して戴いたことです。その時のチームリーダーは、当時静岡新聞社相談役をされていた中村孝次郎様でした。

　私が参加したときのGSEは6週間でした。その間に14のロータリアンのご家庭にホームステイさせて戴きました。どの家庭も大歓迎して下さり、ただの旅行では分からない英国の人々の生活が体験できました。研修プログラムは大変充実しており、普通の英国人でもなかなか体験できないような、英国の様々な側面を体験させて戴きました。この時の経験は一生の宝物で、その後の私の人生に大きな良い影響を与えてくれています。このプログラムに参加させて戴いたことを心より感謝しております。

　元気なうちは、高校の非常勤講師を続けたいと思います。物理学の勉強も少しずつでも継続したいです。ディスカバリーパーク焼津天文科学館のボランティアもできるだけ続けたいと思っています。

　旅行も趣味なので、できればいろいろなところに旅行したいです。最初の写真は、松江市の小泉八雲記念館の入口で撮影したものです。旅行するためには健康でなければいけないので、現在行っている朝のウォーキングを続けたいです。