米山学友会とは、公益財団法人ロータリー米山記念奨学会(以下「奨学会」という)から奨学金の支給を受けた元奨学生(米山学友)と受けている現役奨学生による組織です。自主運営ですが、ロータリアンや奨学会のご支援を頂いています。
米山学友会は2024年7月末現在、日本では33団体、海外には10団体(韓国、台湾、中国、タイ、ネパール、モンゴル、スリランカ、マレーシア、ミャンマー、ベトナム南)があり、世代と国境を越えたネットワークを構築し、交流の場となっています。
米山学友会とは、公益財団法人ロータリー米山記念奨学会(以下「奨学会」という)から奨学金の支給を受けた元奨学生(米山学友)と受けている現役奨学生による組織です。自主運営ですが、ロータリアンや奨学会のご支援を頂いています。
米山学友会は2024年7月末現在、日本では33団体、海外には10団体(韓国、台湾、中国、タイ、ネパール、モンゴル、スリランカ、マレーシア、ミャンマー、ベトナム南)があり、世代と国境を越えたネットワークを構築し、交流の場となっています。
この度は、2620地区学友ホームページの開設、おめでとうございます。
皆様の温かいご支援とご協力により、本学友会は2025年3月で16周年を迎えることができました。新型コロナウイルスの収束により社会は落ち着きを見せ始めましたが、世界情勢は依然として混迷を極めております。ウクライナでの戦争、米中間の摩擦、ミャンマーの内戦、さらには世界的な保守主義の台頭など、不安定な国際情勢が続いております。そのような中、ロータリー米山ファミリーの一員として、皆様とともに、友愛と平和、支え合いの精神をもって国境を超える愛を育んでこられたことに、深い誇りと喜びを感じております。
ロータリーとの出会いは、私にとって人生の転機であり、多くの素晴らしい方々とのご縁を通じて、世界の広さと温かさを実感いたしました。特に、米山記念奨学金を通じて受けたロータリアンの皆様からのご支援と励ましは、「支え合う社会」の真の姿を教えてくださいました。奉仕活動を通じて、自分本位だった思考が次第に変化し、誰かのために尽くしたいという強い想いが芽生えました。この心の変化こそが多くの学友にとっても、人生における大きな転換点となったことでしょう。
本年度は、7月14日の通常総会を皮切りに、9月7日の柿田川湧水清掃奉仕活動、9月15日の期間終了式、10月13日の三保松原での奉仕活動、そして11月9~10日の地区大会や3月16日の奨学期間終了式など、数多くの行事を皆様のご協力のもと、無事に開催することができました。心より御礼申し上げます。
また、国際奉仕活動としては、ベトナムにおける台風被災地への教育支援のため、地区大会などで募金活動を実施し、28万8000円余を集めることができました。その全額を被災地の小学校に自転車の寄贈という形で届けることができ、現地の児童の通学環境改善に寄与いたしました。さらに、3月に発生したミャンマーでの地震被害に際しては、学友会主導で緊急募金活動を展開し、17万9818円のご寄付が集まりました。地区に託しましたが被災地の復興にお役を立てれば幸いです。
ベトナムやミャンマーは多くの奨学生の母国であり、深刻な災害に見舞われたことは、私たちにとっても胸が痛む出来事です。しかしながら、こうした困難の中だからこそ、国や民族の垣根を超え、共に助け合えるロータリー米山の精神が、より一層鮮明に輝いたように思います。
会長としての一年間、様々な行事が円滑に実施できましたのも、ひとえにロータリアンの皆様、学友、奨学生の皆様のご協力の賜物です。会長としては未熟ではありましたが、米山委員会や本会役員の皆様のご助力に深く温かく支えられました。また、若手学友たちが熱意をもって奉仕活動に参加し、恩返しの想いを胸に、募金活動にも積極的に協力してくれたことは、今後の学友会にとって大きな希望となりました。
今後とも、米山学友会の活動に対し、変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
清水 重楼(中国、2021-22、静岡西RC)
1983年1月、台湾に元米山奨学生が組織する「台湾米山会」が国内外合わせて最初の米山学友会として正式に発足され、85年11月には、国内初の米山学友会(関東)誕生。
日本各地に米山学友会が創立され、学友会がない地区は残り3つとなった2008年、地区米山奨学委員長に就任された小野毅様(三島RC)は、『ロータリーの友』をめくっていると、2830地区(青森県)に米山学友会が結成されたとの記事が目につき、「これはいかん!一刻も早く学友会を立ち上がらないと、米山梅吉翁のお膝元にある我が地区が最後になってしまう!」。
こうした焦燥感が地区と元米山奨学生を動かし、2009年3月1日設立総会が開催され、いわばブービー賞の学友会を誕生させました。
本会の歴史を振り返ってみると、
2009年3月1日 | 学友会設立総会、静岡市のクーポール会館 |
2009年3月10日 | 奨学会に承認された |
2009年7月12日 | 第1期通常総会 米山梅吉記念館 |
2010年5月 | 学友会会報Vol.1発行 |
2011年10月21日 | 米山学友会Facebook開設 |
2019年3月3日 | 創立10周年記念式典 米山梅吉記念館 |
2025年6月1日 | 「米山学友会Website」開設 |
・2008年2月3日、2008年度米山奨学生選考面接日に設立準備を確認し、12月7日、第一回準備会が米山学友の発起人らとともに開催され、会則、役員組織作りに着手。2009年1月31日、第二回準備会開催し、具体的な会則などの内容を検討しました。
・同年3月1日午後、静岡市内にて学友会の設立総会が開催され、会員数25名のうち23名が参加。会則の承認と役員選任をし、顧壽智(中国/1995-97/浜松RC)を学友会長に選出。「国際ロータリー第2620地区米山記念奨学生学友会」が無事に発足しました。
・3月5日、奨学会に学友会設立を報告し承認を申請。3月10日、奨学会の学務・学友委員会にて協議の結果、米山学友会として正式に承認されました。
・2009-10年度が始まった7月12日、米山梅吉記念館にて第1期通常総会を開催。2010年5月に会員誌「学友会会報」第1号を発行。2011年10月にはFacebookのアカウントを開設し、学友会の広報手段として活用しています。
・2019年3月3日、米山梅吉記念館にて創立10周年記念式典を開催。奨学会の齋藤直美理事長をはじめ、星野忠喜ガバナーや地区役員、米山奨学委員会メンバー、歴代米山奨学委員長の皆様、山静学友会と米山学友会の会員、現役米山奨学生、他地区の関係者の皆様など総勢110名が集い、盛大な式典を開催することができました。
・2024年7月14日、奨学会の標準会則に従って「国際ロータリー第2620地区米山記念奨学生学友会」を「国際ロータリー第2620地区米山学友会」へ改称しました。
・2025年6月1日より「米山学友会Website」開設。
「本会は、米山学友が相互に交流し、またロータリークラブ及びローターアクトクラブの各会員並びに現役米山奨学生とも相互に交流して親睦友誼を深め、もってロータリー及び奨学会の理想である世界理解、親善、平和を推進することを目的とする。」(会則第3条(目的)より)
〇米山学友同士や現役奨学生との親睦交流を図る
〇ロータリアンや他の学友との連携を深める
〇ロータリアンに奉仕の精神を学び、地域奉仕活動を展開する
〇国際教育支援活動にも展開する