投稿日: 2024-11-09山静学友会
山静学友会ニュース
2024年11月22日
山静学友会会長 岩本弘光
日本ロータリー学友会 第13回全国総会が、2024年11月9日、東京海洋大学越中島キャンパスにて開催され、全国20地区から学友とロータリアン総勢76名が参加しました。当日は2620地区大会と日程が重なったため、山静学友会からは会長岩本弘光と幹事鈴木典子2名が出席しました。第1部は元国際親善奨学生で、国立科学博物館の副館長・真鍋真氏に「せいめいのれきし」と題したご講演をいただき、翌日にはご自身の職場である国立科学博物館にて、子供たちも交えて楽しくご講演下さいました。
第2部では「学友会からの提言」をテーマにしてパネル・ディスカッションが開催されました。モデレーターは岩本が務め、本年1月に全国学友会が全国34地区を対象にした、ロータリー奨学生「アンケート調査」の結果・分析を報告しました。
「地区補助金」を利用した奨学生を送り出しているのは、全国34地区のなかで16地区に止まり半数以下でした。2013年に廃止された「国際親善奨学金」と、現行制度である「グローバル奨学金」に「地区補助金」を加えた、それぞれの年間平均奨学生数を比較してみますと、131名から56名となり42%に低減しました。また、2023-24年度に「米山奨学金」で入国した外国人留学生900名に比べて、「グローバル補助金」と「地区補助金」で出国した日本人留学生数62名は、わずか6.8%に止まっていました。
その後会場では、かつて「国際親善奨学金」をうけて様々な分野で研鑽を積んだ学友から、「すべての分野の学生に奨学金が必要!」という多くの声が寄せられました。円安で留学のハードルがますます高くなる中、将来の日本を背負って立ち、国際社会で活躍できる人材を育てるためにも、7つの重点分野以外の専攻学生にも「地区補助金」を使った留学の機会をあたえてほしいという「提言」*をまとめ、会場より承認を得て閉会となりました。なお、「提言」は日本ロータリー学友会から日本ロータリーに提出されました。